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肺動脈性肺高血圧症(PAH)とは?

肺動脈性肺高血圧症ってどんな病気?

肺動脈性肺高血圧症は、心臓から肺に血液を送る血管(肺動脈)の末梢の小動脈の内腔が狭くなって血液が通りにくくなり、肺動脈の血圧(肺動脈圧)が高くなる病気です。心臓の中でも、肺動脈に血液を送る室を右心室といいます。この右心室は高い圧力に耐えられるようにできていないため、肺動脈圧の高い状態が続くと機能が低下してしまいます(右心不全)。長い間の研究で、さまざまな治療薬が試みられていましたが、最近、肺血管を拡張させる薬が開発され、治療効果も上がってきています。

肺動脈性肺高血圧症による心臓と肺の変化

肺動脈性肺高血圧症では、心臓や肺、血管で下図のような変化が起こっています。

肺動脈性肺高血圧症の、心臓や肺、血管で起こる変化

図の解説

何らかの原因で肺の血管内腔が狭くなると、肺を通過する血液の循環が不十分になります。この時、心臓が血液を十分に送ろうとするため、肺動脈の圧力が高くなります。肺動脈に血液を送る右心室は、より大きな力が必要なために心臓の筋肉を太くして対応しようとします。しかし、もともと右心室は高い圧力に耐えられるようにできていないため、この状態が続くと右心室の壁は厚くなり拡張し、右心室のはたらきが悪くなって右心不全を引き起こします。

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