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右心カテーテルによる検査・診断
右心カテーテル検査は、肺動脈圧の測定、心拍出量、肺血管抵抗の算出など、肺循環動態の正確な評価には不可欠である。PHの疑いのある症例の最終的な確定診断と重症度判定に用いる。血管拡張薬による急性治療効果の判定も可能である。
スワンガンツカテーテルでの肺動脈圧測定
スワンガンツカテーテルでの肺動脈圧測定
<所見・検査値目安>
右心カテーテル検査で
(a)肺動脈圧の上昇(平均肺動脈圧で25mmHg以上)
(b)肺動脈楔入圧(左心房圧)は正常(12mmHg以下)
スワンガンツカテーテルによる検査の意義・メリット
● 右心における血行動態の直接測定による正確な評価
● 肺動脈圧の測定
● 肺毛細血管楔入圧(左心房圧)の測定
● 心拍出量測定
● 肺血管抵抗の算出
     平均肺動脈圧、平均肺動脈楔入圧と心拍出量により計算
● ガス分析
     全身および肺動脈酸素飽和度
     酸素飽和度のステップアップ(短絡血流の診断)
● 薬剤や酸素吸入による効果判定
スワンガンツカテーテル検査は、PHの疑いのある症例での、最終的な確定診断と重症度判定に不可欠である。薬剤や酸素吸入の治療効果判定にも有用である。しかし、この検査は患者負担が大きく頻回の施行は困難である。
心臓カテーテル検査、血行動態正常値
心臓カテーテル検査、血行動態正常値
NYHA心機能分類と重症度(予後)評価の指標
修正NYHA心機能分類は、患者の自覚症状と運動能力に基づく重症度評価で、II度に近いほうが予後良好である。血清尿酸値は個人差が大きく、男女でも違うため評価には注意が必要。心不全患者ではBNP値はNYHAの心不全重症度分類にしたがって著明に上昇する。特に右心負荷・右心不全の予後予測因子として有用である。
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